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【インフレ中】ジャパニーズウイスキーの値段のイマ。相場調査・まとめ

値段の高騰がとまらないジャパニーズウイスキー。もはや元がいくらで今いくらなのか、どれほど値上がりがおこっているのか消費者もついていけず、需要と供給のバランスから正規価格と市場価格のギャップが起き始めているのが実態です。


今回は気になるジャパニーズウイスキー(主にサントリー系のものを中心に)の現在の値段相場を①正規価格②国内の二次流通価格(ネット通販、ヤフオク参考)、③海外流通価格(海外通販、オークション参考)にわけてまとめてみました。


※本記事は2018年4月現在の相場をまとめたものです。その後の相場変動については別の記事にてレポートしています。

www.oishikerya.com


値段のインフレがとまらないジャパニーズウイスキー

ジャパニーズウイスキーの値上がり、品薄傾向に関して詳しくは今までの関連記事を参照して頂くとして、ここ数年ジャパニーズウイスキーの需要と供給のバランスは崩れ、プチバブル状態にあります。


>>山崎50年がオークションで3000万越え?ウイスキーとしては過去最高値が!

>>サントリーウィスキー響17年や白州が終売との噂?新商品の展開も?

>>海外からの評価も高いジャパニーズウイスキーが外国産や混ぜ物だった?


海外からの需要や国内外のマニアからの注目もあり、ジャパニーズウイスキーの値段はインフレ、一部では投機対象として扱われる動きすら見せています。


こうしたなかで、私たち一消費者があまりにもばかばかしい価格でこれらのウイスキーに飛びついていくことは、今後の業界にとってもよくないのではないかと思いますので、参考程度に価格をまとめてみることにしました。単純に筆者自身の興味もありますが・・・飲み始めたころの値段は覚えてませんけど、今とは比較にならないくらいお手ごろだった印象なんですよね。


現状ではもうジャパニーズを狙って飲もうとは思えない価格帯になってきていると思うので、そのあたりを皆さんとも共有していけたらなと思います。

ジャパニーズウイスキーの正規価格で値段を知る

まずは今現在の正規価格です。この場合の正規価格はメーカー側のいわゆる希望小売価格が参考になります。今回は山崎、白州、響、竹鶴、余市をピックアップしてみました。


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価格はフルボトル換算、つまりいくつかのサイズ展開がある場合は最も容量の多いボトルについての記載です。


サントリー、ニッカ両社ともにここ10年ほど値上げやラインナップを整理を繰り返しています。サントリーの公式ホームページのニュースリリースによると最近では2015年の4月1日に大々的な値段改正を実施。響、白州、山崎に関してはおよそ20%程度の値上げをしていた記録が残っています。


ウイスキー一部商品の価格改定について 2014.12.15 ニュースリリース サントリー



山崎と白州はもともと10年表記のものがあって、2013年にノンエイジに切り替わりました。当時10年表記の価格は現在のノンエイジとほとんど変わらない4000円程度。ノンエイジになって10年と比べて明らかに若い原酒の使用率が増え、味的にはお世辞にも"10年と同等"という位置づけにはなかったのですが、値段が3500円と割安だったのでまだアリな感じでした。しかし、上記の値上げにより値段帯が変わらなくなったため割高感は否めなくなりましたね。



響も気づいたら12年が終売になってジャパニーズハーモニーに切り替わり、余市や宮城挟もスタンダードはノンエイジオンリーとなりました。どのメーカーも原酒不足の状態なのは否めませんが、端的に評して質を下げても値段設定が結果的に同じなのは消費者的には悲しい部分もありますね。

ジャパニーズウイスキーの国内の二次流通で値段チェック

続いて国内での二次流通価格をチェックしてみましょう。ここではヤフオクの相場が役立ちます。


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今回はヤフオクの終了オークションで各ウイスキーの相場を算出しました。ヤフオクではここ4か月分の終了オークションデータを見ることができます。セット販売なども多いため、機能としてついている平均落札価格はアテになりません。また、キーワードに入れる言葉しだいで引っかかっていないケースもあるため正確な平均値を導びくのは困難ですが、大枠は外していないと思われます。


とりあえず単品売りの商品を手動でピックアップしてざっくりと平均価格を推定で記しています。セット売りの場合は多くの場合これより一本当たりの単価は少し安くなります。



この中では意外と白州の12年が数千円単位でバラつきが多かった印象です。あとは響の17年の値上がり率が異常。この辺りはおそらく終売問題が絡んでいるのではないかと推測できます。


逆に余市ノンエイジや竹鶴ピュアモルトは定価割れするケースも多いようで、しかし竹鶴17年の定価とのギャップをみるに、やはり長期熟成タイプが高騰する傾向にあるようです。いつ終売になってもおかしくないというイメージがあるのかもしれませんね。単純に市場での流通量、稀少性もあるのかもしれませんが。



なお、メルカリなど他のフリマやオークションサイトは今回は割愛します。若干の変動はあるのでしょうが、チラっと除いた限りでは誤差の範囲と言えそうでした。



また、本来であれば正規価格に準じた値付けがされるはずであるアマゾンや楽天を通した通販サイトにおける値付けがバラついているのもとても面白いです。酒屋各々がどれくらいプレミアム価値をつけて販売しているかどうかが一目で分かります。もっとも、正規価格で販売しているところは在庫が無いのがデフォになっています。


むしろオークション相場よりも少し高めに設定しているところがキモですね。

終売した商品は軒並み高騰傾向に

プレミアム系の商品が法外な値付け(それこそ10万越えがデフォ)なのに対し、そこまでではないけど当時の流通価格からすると考えられない値段で取引されるのが終売品です。


たとえば2013年に終売となった山崎10年。前述のとおり終売前後でおよそ4000円弱で推移していた商品ですが、今現在ではヤフオクで1本15000円以上のアベレージを出しています。


同じく終売している余市の10年。数年前までは簡単に入手できたお品でしたが、現在は25000円は平気で越えてきています。たまに30000円越えてるから驚きです。当時いくらくらいだったか記憶が定かではないのですが、5000円強ぐらいじゃなかったでしたっけ?値上がり率だけで考えると恐ろしいと思います。


ニッカのシングルモルトは数年前にエイジング表記の商品を軒並み整理したので、年数表記がついているだけで価格が跳ね上がっているのでしょう。稀少性って恐ろしい・・・。



今後、白州の12年や響17年が終売するとどの程度まで値段が上がっていくのでしょうね・・・。


>>白州や響の終売についてはコチラを参考に

ジャパーズウイスキー海外での流通価格は?

以前、フランスに行った知人が現地でニッカウイスキーが日本の4倍くらいの値付けで普通に店頭に陳列されていたと教えてくれたことがあります。


もちろん、海外の場合は輸送費や関税のコストがありますから、日本での正規価格より高くなるのは当然です。


また、海外資本からジャパニーズウイスキーを投機対象として買い溜めているところもあるようで、特に中国資本が大量投資しているという話も聞いたことがあります。


そんな話もあったので海外流通価格はおそろしい数字になっているのでは・・・と予想していたのですが、海外オークションとして最も知られているebayを使って過去の取引を調べた限りではヤフーオークションでの落札相場とほとんど変わらない、むしろ1000~2000円割安で取引されている実態が明らかになりました。



オークション以外の海外の酒販店と思われるサイトの相場もチェックしてみましたが、輸送コストを考えると妥当な値付けです。むしろ国内のショップの方が高値で通販しているところもあるくらいです。


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少なくとも今回取り上げたようなスタンダードラインナップに関しては国内外の値段差はさほどない、むしろ日本の方が強気の値付けにしているようです。

まとめ

今回まとめるにあたってサントリーやニッカウイスキーの価格の動きを出来る範囲で洗いなおしたのですが、思っていたより正規の値上げは少なかったみたいですね。それよりもラインナップの整理や品薄による小売店側によるプレミア化がハードルを高めているのでしょう。


少なくともオークションなどの二次流通での価格の変動は異常ですね。数年前で誰でも買えていたようなボトルが何倍もの価値になってるワケですから、そりゃあ投機対象にみられても仕方ないといった感じかと・・・。


以前、日本のウイスキーメーカーの方が自社製品を法外な価格で取引されているという話をうけて「もはや飲み物ではなくなってしまって悲しい」みたいなことを述べていたのを聞いたことがありますが、ここまでくると確かに飲み物の領域を外れつつあるのかもしれません。


今後も引き続き動向を見守っていきたいと思います。



日本のウイスキーはサントリーやニッカだけじゃありません。クオリティ的には・・・なものもありますが、値段だけでたら家飲みには他社製品もオススメです。
www.oishikerya.com